不動産用語解説~不動産担保ローン~

query_builder 2022/11/12
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不動産を担保にした融資。不動産の保有者に対し、保有している不動産を担保に資金を融資する仕組みで、原則として資金の使途は問いません。


不動産担保ローンは、事業資金の調達のために広く活用されている。

また、リバースモーゲージも不動産担保ローンです。

なお、住宅ローンも広い意味では不動産担保ローンに含まれますが、

資金の使途は住宅の建設・改修に限られ、担保にするのは融資した資金を用いて

建設・改修する住宅である。不動産担保ローンと住宅ローンは、

異なる仕組みとして理解しなければなりません。


不動産担保ローンの主なメリットは下記の通りです。

資格借入金利が低金利です。
不動産を担保としているため、無担保の個人向け「カードローン」や

法人向け「ビジネスローン」よりも、低金利で借りることができます。

無担保のカードローンやビジネスローンの金利は一般的に4~15%ですが、

不動産担保フリーローンでは2.9~9.5%です。

参考)日本貸金業協会「月次統計資料」

■借入限度額が大きくなる
カードローンやビジネスローンは、最大でも1,000万円程度が借入金額の限度になります。

それに対して、不動産担保ローンは、担保とする不動産の価値によっては、

1億円以上の資金を借りることも可能です。

■長期間にわたって借りられる
返済期間を20年、30年と長期に設定することができ、

金融機関によっては、最長35年のローンを提供しているところもあります。

返済期間を長期にすれば、月々の返済額を抑えることが可能です。

ただし、返済期間が長くなるほど、利息の負担額は大きくなる点には注意が必要です。


不動産担保ローンの主なデメリットは下記の通りです。

■融資までに時間がかかる
無担保のキャッシングやカードローンのように、数分で審査終了、即日融資、というわけにはいきません。不動産を担保とするため、審査の過程で担保不動産の価値を評価する時間が

必要になります。したがって、スピードを重視する金融機関であったとしても、

審査には数日、実際に融資が実行されるまでには1週間程度の期間が必要です。

■手数料がかかる
カードローンの利用時は、通常、手数料は発生せず、借りる人が負担する費用は利息だけです。一方で、「事務手数料」、「不動産鑑定費用」、「印紙代」、「抵当権、根抵当権の登記費用」といった費用がかかります。

こうした費用は、借入金額によって数十万円かかるケースもあります。

そのため、借入額が少額だと、借入金利が低くても費用負担が大きくなり、

カードローンなどと支払総額がほとんど変わらない、といったことも考えられます。

■返済不能になると不動産が処分される
金融機関は担保不動産に、「抵当権」や「根抵当権」の登記をします。

抵当権、根抵当権とは、お金を借りた人がお金を返せなくなったときに、

お金を貸した方が担保にした不動産を売却し、

その売却代金から貸したお金と利息を回収する権利のことです。

つまり、返済が不能であると判断されると、担保の不動産が売却されます。

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